コラム

私たちは消費税を払っていない??

いやいや、4日に書いた消費税軽減とマイナンバーについての税金コラムの訪問者数がすごいことになってます。前にシャープの減資の話を書いたときもすごい訪問者でしたが、はるかに上をいく勢い。最近せっかく訪問してくださる人のためにこのコラムを読者のFB等のSNSで共有できる設定にしたのもあってビックリするほどの訪問者…。ちょっと怖いくらいです。ちょうどネットニュースを見つけてそれを引用してすぐに書いたもので、こんな案が出てるよ~ってことと、とりあえず思ったところを書いたみたいな感じで深い考察とかしてないんですが、きっとそれが良かったんだろうな。考えて書くとすぐ小難しい内容になっちゃいますからね(シャープの記事とか難しいですよね。字、多いし。笑)

 

消費税のことを書いたついでにまたひとつ、消費税についてみなさまが「え??」って思うようなことを記事にしてみたいと思います。5日に日本税法学会中四国地区研究会主催の研修を受けにいきました。そこの冒頭で出てきたクイズ。これ、一般の方にとっては興味深いんじゃないかなと思いますので、

ここでみなさんに質問です!

1.消費者は消費税を払っている(あるいは、預けている)?   YES or NO

2.2014年4月前に、8%対応で値段を上げた商店はおかしい?   YES or NO

これは今回の研修で講師を務められた同志社大学法学部教授田中治先生が大学の学生さんに出しているというクイズを一部抜粋させていただいたものです。私は消費税法を合格して税理士になっているのでこの答えが両方NOなのは分かるんですが、きっとみなさんは両方YESと答えるんじゃないかな?特に1は「なんでNO??、さっきもランチ食べたお店でしっかり消費税とられたばかりだよ!レシートにも消費税って書いてるし!」って思いますよね。政府や税務署も消費税は「預り金(的性格)」って言ってますしね。でも税法上は消費税の納税義務者はあくまで事業者です。またこの消費税相当額を消費者に転嫁する義務があるとも権利があるとも法律にはどこにも書いていないんです。でもでも実質的に消費税を負担しているのは消費者。ここに消費税法という法律と実際との矛盾というか面白さがある。あ。面白くないよ!だったら次から消費税払わね~よって声が聞こえてきそうですが…。

まあ、消費税法ってのはそんな法律なんですね。だから今回の軽減とマイナンバーの話で一部マスコミが使っている、マイナンバーを活用した消費税の「還付」という表現(日経は還付と報じてますね)。これも良く考えるとおかしいんです。「還付」って払った人に対して返すことを意味しますからね。だから法律上は給付しかありえないでしょう。年末調整や確定申告で還付って法律上不可能ですよね。そんな話を研修の帰り同じ下関支部の先生としながら帰りました。マスコミが間違っているのか、政府も消費税法を良く理解してない段階で議論してるのか分かりませんが。

 

ともあれ、一般消費者にとっては「あなた方は消費税を払っていない」なんていう、絶対納得できない、そんな不思議なお話でございました。

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