コラム

へそくりにも税金??

先日アナウンスさせていただきましたが、アイユウ第9回地域講座での講師の仕事、無事終了しました。テーマが『相続って、なんもせんかったら後悔するんよ(←下関弁)』ってことで相続税・贈与税の基礎の基礎のお話をさせていただきました。

 

会場に行ったら女性ばかりだったので当初予定してなかったこの話を。それは…。

へそくり

の話。へそくりは税務上どのように扱われるのか??てか、そもそも

へそくると税金はかかるのか?

って話ですよね~。気になるでしょ。気になりますよね~。会場のみなさんの目が一瞬にしてキラーン!

私が上手にやりくりして貯めたんだもん、私のモノでしょ?

だいたい、夫婦なんだから、旦那のモノは私のモノ。

(私のモノは私のモノだけど)

って世の奥様方は思ってらっしゃいますよね。でも税務の世界は厳しいんです。んじゃ、どうなるのか?なんとなく「贈与」かなって気がしますね。でも。ネットなどでは贈与ですって解説してるのもありますが、これは基本的に贈与ではないです。贈与は「あげる」「もらう」が当事者間で成立していることが必要です。しかしへそくりには「あげる」がない。旦那さんは生活費のつもりで渡してるんですからね~。もちろん個別の事情を勘案しての判断になりますので絶対とは言えませんが。では何かといいますとこれは「名義預金」ですね。奥さんの名義になってるけど実質的には夫の財産ってやつです。夫が亡くなった時に相続税の対象になります。贈与だったら年間110万円の基礎控除がありますからこれ以内だったら申告も必要ないし税金も発生しないんですけどね。あと贈与税の時効は6年(悪質な場合7年)だから、万が一、年間110万円以上へそくっていてもそれ以前の分は時効になっちゃう。でも相続税の対象であるとすれば110万円の基礎控除はないし、贈与の時効も関係ないから、結婚してからの分、まるっと相続税の対象。もちろん相続税の基礎控除は大きく、そもそもへそくりが相続税の対象となっても痛くも痒くもない方が多いでしょうけど、相続税の申告をしなければならないような人にとってはへそくりも申告しなければ申告漏れとなり、罰金等も払わなければならなくなります。へそくって、直ちに税金がかかるわけではありませんが、こんな落とし穴もあるんですね。世の奥様方、要注意でございます!

(※共働きなどで奥さんにも収入がある場合は適用が違ってくる場合があります)

 

関連記事

ページ上部へ戻る